DXとIT化の大きな違いはスタートラインにあります。表面的に課題となっている箇所を解消するためにITツールの導入をしたり、プログラムを構築することは一見すると良いものに見えます。一方で、長期的な目線で見ると組織がITによって変革したのではなく、一部領域が自動化したに過ぎないことが分かるでしょう。
会社組織のような複雑なシステムを簡単にフレームワークに入れることは非常に困難なものです。しかし、ステップを刻むことで複雑なシステムの解像度を上げていくことは可能です。
具体的な流れを解説していきます。
ビジネスの課題と目標の定義
どのような課題を解決したいのか、どのような目標を達成したいのかを明確にすることが大切です。
組織全体システムの可視化
現状のアセスメント
現状のビジネスのフローやITシステムの利用状況などをアセスメントし、改善すべきポイントを明確にすることが大切です。
技術的な要件定義
ビジネス課題や目標を踏まえて、必要な技術的な要件を定義することが大切です。
デジタル戦略の策定
ビジネス課題や目標、技術的な要件を踏まえて、デジタル戦略を策定することが大切です。
実装
定義されたデジタル戦略を元に、システムの実装や組織変革などを行います。
運用・改善
実装後も、運用状況をモニタリングし、継続的な改善を行います。